ハーブと言えばミントを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?スースーとした清涼感のある香りが特徴で、ハーブティーや料理にも親しまれています。今回はミントの育て方と、栽培する上での注意点についてを解説していきます。
ミントとは?
ミント

科・属名 | シソ科 ハッカ属 |
園芸分類 | ハーブ |
形態 | 多年草 |
耐寒性 | 種類による(標準〜強) |
耐暑性 | 種類による(標準〜強) |

ミントは強健で生育旺盛なため、非常に育てやすいハーブです。しかし、生育が旺盛過ぎて、他の植物を駆逐してしまうことがあるので注意しましょう。安易に庭植えにしてしまうと、あらゆる場所へ地下茎を伸ばし雑草扱いになるケースも少なくありません。ミントは基本的に鉢植え栽培で、1種類のみを育てることをおすすめします。
ミントの種類
スペアミント
ペパーミント
パイナップルミント
チョコレートミント
アップルミント
ペニーロイヤルミント
etc...
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香りが強いペパーミント。香りに清涼感を求める方におすすめの種類です。

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パイナップルのような香りがするミント。斑入りなので、観賞向けのミントです。

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りんごの香りがするミントです。ハーブティーにして香りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ミントの育て方
環境
日当たりがよく風通しのいい場所で育てるようにします。夏場の直射日光は強すぎて葉焼けをしてしまうことがあるので、7月〜8月の間は半日陰で育てるようにするといいでしょう。また、日陰でも育てることができますが、ミントの香り、葉色、花付きをよくしたいのであれば、やはり日向での栽培が向いています。
用土
保水性のある土作りをしましょう。赤玉土6:腐葉土4の割合でブレンドするか、培養土7:腐葉土3の割合で土作りをしてみてください。この割合については例えなので、他の用土を組み合わせたり、比率を変えてみたりして、ミントに合った土を作りましょう。
水やり
ミントは乾燥して水切れを起こすと、葉が全て落ち、そのまま枯れてしまう原因になります。基本的な鉢植えでの水やりの仕方は、土の表面が乾いてから、鉢底から水が流れ出るまでしっかりと灌水させます。夏場は特に水が乾きやすいので、朝か夕方の涼しい時間帯に、1日1回は水やりをするよう心がけてください。庭植えは特に水を必要とはしません。しかし夏場に雨が降らない時期が続くような時は、ホースを使って散水してあげるといいでしょう。
肥料
元肥
植え付け時に元肥で緩効性肥料を施します。庭植えと鉢植えのいずれにも与えましょう。与えすぎないよう、規定の量を守ってください。
追肥
ミントは追肥をしなくても問題なく生長します。ただ、鉢植えでミントの開花を楽しんだ後は、お礼肥として液体肥料か緩効性肥料を与えると、不足した養分を補給することができます。肥料を与えすぎると本来の香りが弱くなってしまうことがあるので注意してください。
植え替え
ミントは生育が早いので、鉢植えのミントはすぐに根でいっぱいになります。窮屈になると根から酸素を吸うことができず、根詰まりを引き起こしてしまうので、少なくとも1年に1回は植え替えをしましょう。鉢底から根が飛び出たら、植え替えのサインです。早めに植え替えをしてください。
増やし方
種まき、挿し木、株分けといった方法で増やすことができます。挿し木と株分けは、冬と夏を除き、気温が落ち着いている頃に行うといいでしょう。
剪定
ミントが伸びすぎてきたら、半分か1/3くらいまで切り戻しをするといいでしょう。剪定は生育時期に行うようにします。すぐに脇芽が伸びてくるので、大胆に剪定しても問題ありません。
病気・害虫
ベニフキノメイガ、ヨトウムシ、ナメクジ、アブラムシ、ハダニなどの害虫の被害に合うことがあります。また、梅雨の時期や加湿の状況下にあると、さび病の被害に会うこともあるため、葉を収穫したい方は注意しましょう。鉢植えなら雨がかからない軒下へと移動させ、害虫を発見したらすぐに捕殺してください。
ミントは鉢植えで育てるのがおすすめ

ミントは生育旺盛で強健なハーブです。普段は水切れに注意して育てることで、簡単に大きく生長します。観賞用でミントを育てたい方は、鉢植えにすることで増えすぎる心配がありません。ミントの利用方法はさまざまです。ミントを育てて葉を収穫し、ご自宅でハーブティーを嗜んでみてはいかがでしょうか?